平成30年度応募作品

平成30年度応募作品

タイトル やわらかバトン
対象 知的障害
教科・領域 体育
特別活動
遊びの指導
概要 児童(小5)の交流学級にて、特活および体育の授業として「31人全員リレー」という試みがあった。陸上競技種目「10000m」の日本記録に、クラス全員でのリレーで挑戦するというものだ。走ること自体に課題があり、とりわけ「バトンを受け渡す」ことにまったく不慣れだった児童の実態を鑑み、バトンを手渡されることに少しでも慣れるため、手製の柔らかいバトンで事前(反復)練習を重ねて、本番に役立てた。新聞紙を丸めてガムテープで固めたものである。
タイトル 「都道府県ポーカー」用ルーレット
対象 知的障害
教科・領域 社会
生活単元学習
総合的な学習の時間
概要 都道府県のかるたを用いて、都道府県名を覚えたり、親しみを持ってもらっている。いきなり47全都道府県を覚えるのは難しいので、地方別に覚えられるよう工夫をした。
児童自作のルーレットを使って、ゲーミフィケーション(ゲームの要素を他の分野でも生かせること)を利用しながら、児童自身が地方を選び、その後30秒程度で県名を覚える時間を設けている。ポーカーなどのゲームとしても楽しんでいる。
タイトル 手の使い方が苦手で、発語のない子に向けたしりとり教材
対象 知的障害
肢体不自由
教科・領域 国語
自立活動
概要 手の使い方が苦手で、発語のない児童について、かな文字の情報機器への打ち込みを指導したものの、新規の単語を音を思い浮かべながら打つことが困難な様子が見られました。
音韻への意識を高めるためにしりとりの活動を行うべく、教材を用意しました。片面が絵、片面が文字(語頭音を大きく表記)。強力磁石を内蔵しています。平面上で操作するための枠も用意しました。市販品でも似たものがありますが、操作性等に難があるため、自作しました。
タイトル ”個人用”朝の会グッズ
対象 知的障害
肢体不自由
教科・領域 日常生活の学習
自立活動
概要 特別支援学校で日常生活の指導として設定されることの多い「朝の会」ですが、教員が一方的に説明したり、待ち時間が長すぎたりする活動になりがちです。教室全体としての掲示類を整理し、一人一人の子供に、”個人用”の朝の会グッズを用意しました。各々グッズの内容は異なりますが、今回紹介するのは、筋疾患があり、物を持ち上げることが困難な子供用のグッズです。
タイトル 書字に向けた基礎教材
対象 知的障害
肢体不自由
教科・領域 国語
算数
自立活動
概要 手指の機能が十分に整っていないのに、全身に力を入れながら鉛筆を持って書いている子がいます。プリントで「なぞり」をして、大きくはみ出すあまりにやる気をなくしてしまう子もいます。そのため、書字や図形学習の基礎として、十字、X字から、平仮名までさまざまな線をスライドブロック化しました。凹面、凸面の両方を作成し、難易度を調整できるようにしています。