令和3年度

★特別支援教育自作教材教具ライブラリー

タイトル 3Dプリンターによる、エンジンとディファレンシャルギア
対象 聴覚障害
教科・領域 工業(自動車基礎・CAD)
概要  自動車のエンジンとディファレンシャルギアの簡易模型です。聴覚障害をもった生徒に対し、説明の補助として使えるように作成しました。自動車基礎、自動車整備学、CADの授業で活用しています。ソリッドワークスというCADソフトと昨年学園に導入された3Dプリンターを用いて作成する際、色を分けることで説明の時に何を指しているのかを分かりやすくしました。
制作者 河合 力
コメント  元々学園では、授業のために本物のエンジンやディファレンシャルギアがあり、説明をしてから分解という形でしたが、分解する前だとどうしても中の様子がわからず、生徒も仕組みのイメージがしにくいようでした。そのため、簡易的な物が説明の時にもあればイメージしやすいのでは、と考えて試作いたしました。この教材の利点として、もし部品が壊れてもCADデータ(STLデータ)さえあればいくつでも作り直しができ、物事態も量産が容易という点です。また、CADの授業でもこれらを提示し、生徒の意欲向上という目的で活用しています。今後はステアリングなども作成し、最終的にエンジンからタイヤまでを模型で再現できたらと考えています。
ホームページ https://ohmiya-sd.spec.ed.jp/
参考資料
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タイトル 世界に一つだけの花
対象 知的障害
肢体不自由
視覚障害
教科・領域 図画工作 / 自立活動
概要  手に過敏があったり、手の操作が未熟だったりする子供に、手をたくさん使えるようになって欲しいと思い教材を考案しました。
制作者 福井 由季
コメント  「手を使って働きかけようとする力を伸ばす」「素材を変化させる経験を積み重ねる」ことをねらいとしました。花型のスポンジは厚手のレンジフードフィルターを切って形を整え、花の形にしました。花の形にすることで、手を握る力が弱い子供でも、花びらの部分に指をひっかけて持ちやすくしました。本教材は、石鹸の滑りや泡等の感触に触れ、慣れていくことを目的として、準備をしたものです。手を洗うという身近な動作を取り入れることで、手に過敏があったり手を使うことに消極的な子供も、触ることへのハードルを下げることに成功しました。本教材の材料として使用したレンジフードフィルターは、手を握る動作が微細であっても泡を作り出すことができ、泡が増えていくと石鹸の香りもしてきました。視覚障害の子供も、手を動かして泡がつくりだされると石鹸の香りがするため、「いい香り」と気づくことができました。
【制作工程】
①固形石鹸、液体石鹸の感触、香りに触れる
②手で石鹸をこすって泡を作る
③四角いスポンジや花の形のスポンジで泡を作る
④石鹸液に絵の具を混ぜ、花の形のスポンジで泡立てる
⑤花の形のスポンジが着色され、世界に一つだけの花(スポンジ)が完成する
ホームページ https://hasuda-sh.spec.ed.jp/
参考資料
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タイトル デカルコマニー あきのはっぱをつくろう
対象 肢体不自由
教科・領域 美術
概要  手指の動きに難しさがあり、「絵を描くこと」に苦手意識を持っている生徒もいる。線で「描く」こと以外の表現する力をつけることをねらい、題材を設定した。テーマにあった色の絵の具を選び、隣り合う色や自分のイメージに合わせ、画用紙に直接絵の具をたらす。絵の具を内側に2つに折り、手でこすって絵の具のつぶれる感触を感じながら制作した。開いた時の思いがけない模様や色合いを楽しみながら作品をつくることができた。
制作者 北 みなみ
コメント  テーマを設けることで、より「色」に注目しながら制作することができた。紅葉した葉を見てどんな色があるか意見を出し、赤、オレンジ、黄色、茶色、緑といった色の配置を考えたり、自分のイメージに合わせて絵の具を置いたりして制作した。好きなところに絵の具を置けるよう、画用紙は切り取らずA4サイズ程度のものを使用した。「デカルコマニー」という技法の、折って開く工程を繰り返すうちに、画用紙の中心付近に絵の具を置くことができるようになり、様々な表情の葉を制作することができた。同じテーマでも生徒により印象の違う作品がたくさんでき、さらにそれを一つの木としてまとめて鑑賞することで、表現の違いについても注目することができた。
ホームページ
参考資料
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タイトル 笑顔を描こう(アクリル画~平面~)
対象 知的障害
教科・領域 美術
概要  今年度図工・美術部会では、「図工・美術における主体的・対話的で深い学びの実現に向けた取り組み」というテーマで研究研修を行っている。この教材は知的障害のある高等部の生徒を対象にした教材で、太田ステージⅠ~Ⅳ以上の実態差のある集団を対象とした授業で実施した。「笑顔」というテーマで笑っている絵を描いたり、好きなキャラクター等を描くことで生徒自身が笑顔になったり、抽象画として自由に筆を動かし笑顔で活動を楽しんだりした。「このキャラクターが好きなんだね」「歌いながら描いてみようか」など生徒同士または教員と対話しながら活動を行った。完成した作品を鑑賞するときにそれぞれの作品のよさを感じたり、「笑ってるねー」「ぼくもこのキャラクター知ってるよー」など人との関わりも深めることができた。
制作者 飯村 恵
コメント 【制作手順】
①何を描きたいか、対話をしながら決める。
②描きたいモチーフの写真やイラストをアクリル板の大きさにプリントする。
③写真の上にアクリル板をのせ、油性ペンでなぞる。
④裏返して、アクリル絵の具で色を塗る。
ホームページ fyougos@circus.ocn.ne.jp
参考資料
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タイトル うんとこしょ どっこいしょ
対象 肢体不自由
教科・領域 国語
概要  「おおきなかぶ」の、うんとこしょどっこいしょのセリフの中で、言葉と動作の関連性を持たせるため作成した。また、手を使うことを苦手としている子どもに引っ張る動作の練習をするため作成した。
制作者 首藤 恵
コメント 【工夫した点】
・子どもの実態に合わせて、様々な大きさや持ち手を作成した。
ホームページ http://www.wako-sh.spec.ed.jp/
参考資料
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タイトル お店屋さんごっこで数を勉強しよう
対象 肢体不自由
教科・領域 算数 / 数学
概要 【子どもの実態に応じて工夫した点】
・6までの数の操作を目的とし、お店でのごっこ遊びの中で学べる様に作成した。
・イラストには、磁石と段ボールをつけ、また大きめのイラストを使用して、持ちやすいようにしている。
・「〇個下さい。」と言う指示が、目で見てわかりやすいように、数字カードとその数の分の丸が描かれているカードもホワイトボードの横と上に取り付けられるようにしている。
制作者 新井 風生
コメント ・現在、算数の学習で使用し、児童はとても楽しそうに学習している様子が見られる。
・今後、料理のレパートリーや注文の数を増やしていくようにしていく。
ホームページ http://www.wako-sh.spec.ed.jp/
参考資料
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タイトル コロコロレール
対象 肢体不自由
教科・領域 国語
概要 【子どもの実態に応じて工夫した点】
・絵本やパネルの好きな児童に追視する力を身につけて欲しくて作成した。
・国語の学習で読み聞かせをする際に活用している。
・塩化ビニールパイプ・カラーボール・ラミネートしたイラストを用いて作成しており、1つのボールあたり、2枚の絵を使用できるレールとなる。
・塩化ビニールパイプの角度だけでなく、レールの幅を広げることで、ラミネートしたイラストと干渉してボールの動きをゆっくりにすることができる。
制作者 小長谷 尚弘
コメント ・この教材を使用した活動では、絵本に繰り返し出てくるフレーズを言う際に転がしている。
・ただのボールではなく、イラストを付けていることで絵本が好きな児童も注目してくれる。
【参考資料】
・イラストは『作・絵:森のくじら/作品名:おやまさんかくころころりん』を使用。
ホームページ http://www.wako-sh.spec.ed.jp/
参考資料
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タイトル マジックテープ箱
対象 肢体不自由
教科・領域 自立活動
概要 ★マジックテープをふたの上につけて、箱の中身が見えないようにし、テープをはがすと、箱の中身がとれるもの。
制作者 飯嶌 樹
コメント 【子供の実態に応じて工夫した点】
・箱の下に滑り止めを貼った。
・段ボール箱のマジックテープを貼る部分は、テープで補強した。
・マジックテープの接着部分が、ざらざらして触りたくない子もいるので、フェルトを伸ばした。
ホームページ http://www.wako-sh.spec.ed.jp/
参考資料
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タイトル オリジナルボードゲームをしよう
対象 肢体不自由
教科・領域 算数 / 数学
概要 【子どもの実態に応じて工夫した点】
・1から10までの数詞、数字をマッチングさせることを目的として、楽しく学べる様に作成した。
・手指の操作性に差があるので升目は大きくし駒を置きやすくすると共に、駒を動かすときに間違えないように形や大きさを統一し単純化した。
・盤面にはホワイトボードを利用し、駒に磁石をつけることで盤面を動かしたときに駒がずれることを防ぐなど工夫した。
制作者 入江 直人
コメント ・生徒の実態にあった教具を作成したことで、生徒達が自分たちで駒を動かすなど主体的な取り組みが見られた。
・今後も生徒の成長に合わせて、ルールを増やすなど改善しながら取り組めるようにしていく。
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タイトル 良く読め―る
対象 肢体不自由
教科・領域 日常生活の指導
概要 ・寝たまま読める書見台である。耐久性の強いアルミニウム - マグネシウム合金と硬質プラスチックの材料で作られたアームを首にかけて書見台部分のバインダーを見て使用する。                       
・思うままに曲げることが可能で、様々な生徒の実態に応じて柔軟な調整ができるため、机上でもマットで横になったりしても読書ができる。                      
・裏側のバインダーを挟むクリップ部分は、両側広がるタイプでバインダーをしっかり固定することができる。
制作者 高橋 一未
コメント ・首や上体が前傾し体の筋緊張が強く自力で姿勢を変えることが難しい生徒が、机上での学習が困難な場合に、マット等で寝た状態で学習することがあるため制作した。
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タイトル へびちゃん
対象 肢体不自由
教科・領域 遊びの指導 / 自立活動
概要  訪問部小学部低学年 重度重複児童に、手で触れて感じる力を高めることをねらい作成した。使用する活動は、遊びの指導、自立活動、国語などの学習で活用している。
 手触りのよいタオル、洗える中綿を使って作成し、洗えること(衛生面)、感触が心地よいこと、を大切にして考えた。工夫した点は、触れたときにけがをしないようできるだけよけいな装飾をせずにシンプルなデザインにし、蛇なので模様で蛇を想像できるように素材を選んだこと。また、首に巻いたり、腕に巻いたりできるようホックをつけ、舌を長くして遊んでいるときに長い舌でチロチロとなめられる感覚を楽しめるように作った。
 活動の後も、自分が学んだ教材を身近な支援具(姿勢保持用クッションや握って手を開く学習など)として活用することができる。
制作者 堀 佳子
コメント 訪問部では、年間を通しての取り組みとして、様々な国を回り、いろんな曲や物、動物などを探す旅をするという学習を展開している。アフリカのジャングルでたくさんの動物に出会う場面では、「あたまから つまさきまで できるかな」という絵本をもとにして、動物に触れあうという学習を行っている。
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タイトル メモクリップ(陶芸作品)
対象 肢体不自由
教科・領域 美術
概要  粘土遊びの延長で、粘土を触った時のヌルッとした感触や、手に伝わる違和感や嫌悪感を出来るだけそのまま作品に残したかった。
 そのままの立体(オブジェ)や文鎮やペーパーウェイト等の作品にすることも可能だが、今回はメモスタンドの形式をとった。
制作者 安藤 政夫
コメント  生徒の感覚を残した作品にすることと、実際に使用できる用途をもったデザインの両立を狙って題材を用意したが、メモスタンドという用途があるため、逆に粘土の部分にあまり視線が向かない傾向があり残念だった。
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タイトル モダンテクニック~ころがし絵~
対象 知的障害
教科・領域 図画工作
概要 ★大きさや素材の異なる球に絵の具を付け、転がすことでできる線や模様を楽しむ。
【作成工程・指導過程】
 ①球に絵の具を付ける。         
 ②箱等に紙を敷き、球を自由に転がす。
制作者 羽鳥 由紀
コメント ・ビー玉、ゴルフボール、テニスボールと様々な球を使うことで、生まれる線や転がるスピードの違いを楽しむことができた。
・蓋つきのケースを用いることで、重複の児童でも球を落とさずに、持って自由に振ったり傾けたりして模様を作ることができた。
・模造紙サイズの箱に模造紙を敷いて転がすと、よりダイナミックな活動を楽しめた。友だちと両端を持ち、協力して傾けて転がす様子が見られた。
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タイトル 電動噴霧機
対象 肢体不自由
教科・領域 美術
概要 【子どもの実態に応じて工夫した点】
・動きが少ない児童生徒でも、主体的に活動できるよう、作成した。
・中に絵具を入れて噴霧したり、植物に水をあげる係活動で使用したり、様々な場面で活用できる。
・持ち手に穴をあけ、ジャックの部品をはめ込み、電池のプラスの部分に、スイッチのオンの部分の配線をつないで作成した。
制作者 畑口 喜軌
コメント
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タイトル どうぶつサーカスはじまるよ
対象 知的障害
教科・領域 遊びの指導
概要  小学部1年生を対象とした。絵本『どうぶつサーカスはじまるよ』をテーマとした遊びの指導での制作(紙版画)である。児童一人ひとりが絵本に登場する動物に扮して演技を行う学習発表(動画配信)をし、それに伴う制作を行った。自分が担当する動物のシルエットの版に丸シールやダンボールを貼りつけて版を作り、刷ることによって刷り取り紙に写った形や色の変化に気づけることを目標として行った。刷り取り紙にもローラーでぬたくりをおこなった。
制作者 小野 恵
コメント  児童は今までの制作において、シールや両面テープの剥離紙を剥がして紙に貼ったり、ローラーを使ったぬたくりを行ってきた。すでに経験した活動を取り入れて制作の題材設定をしたため、それぞれの活動はスムーズに行うことができた。児童の初めての活動となる「版の上に刷り取り紙をのせてバレンでこする」工程は、バレンでこすっても表面上の変化がないためか、何をやっているのか理解が難しい児童もいたが、刷り取り紙をめくると版が写ったことに気づき、「できた!」というような表情で教員の顔を見る場面もあった。版画の一番の面白さである、刷り取り紙をめくる瞬間の意外性、驚きなどを感じとってもらえた題材となったのではないかと思われる。
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タイトル 自分の家(立体)
対象 知的障害
教科・領域 図画工作
概要  手指の操作性が苦手な子供に、自分のイメージを簡単に形にする事ができ満足感を得られ、楽しんで制作できる力をつける事をねらい、作成した。
制作者 森村 左規子
コメント 【作業工程】
①自分の家を作る事を伝える。
②木材をのこぎりで切る。クランプと鋸の使い方を知る。一回目細い木二回目太い木で行う。
③切った木や沢山ある木っ端に好きな色で塗る。
④平らな正方形の板の上に、家をイメージして、塗った木っ端をボンドでつける。
⑤鑑賞。写真を撮り、スライドで発表する。展示会を行い、友人の作品を見る。
★道具を扱う体験をする事ができ、鋸、クランプを使用する体験を積むことができた。色を塗る行為は、紙だとどこに塗るのかわかりずらいし、ぬりずらいが、立体である木っ端は塗りやすかった。好きな色を選択できた。自分の家という事で、ここにお風呂ここにテレビここにベットとか会話をしながら作ることができた。皆がとても集中して、自分のやるべき事がわかり、イメージをもって、自分らしい作品を制作する事ができたと思う。
【参考】
 農林公園での木工体験を体験し、これは、生徒も楽しめるものだと判断して、交渉し、購入させていただいた。切ってやすりのかけた木っ端一人400円分を購入した。鋸で切る木材は建具屋さんから無料で譲り受けた。
ホームページ https://higashimatsuyama-sh.spec.ed.jp/
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タイトル ダンボールde版画
対象 知的障害
教科・領域 図画工作
概要  版画の学習において、これまで学習したことがある粘土を伸ばす動作をとりいれうようにし、素材をダンボールにした。素材作りの際にも道具を扱う活動を取り入れ、児童の活動を多く設定した。児童がすくない支援で一人でできることが多い活動であったため、収集して取り組める。ダンボールの凸の部分がより浮き出るように、蛍光絵の具を使い、刷る紙を黒い画用紙にして、ダンボールの凸の部分がよりうきでるように工夫した。
制作者 秋葉 裕子
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ホームページ https://sayama-sh.spec.ed.jp/
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タイトル 加須のこいのぼり
対象 知的障害
教科・領域 美術
概要  子どもたちの地元(加須市)の産物であるこいのぼりを題材に制作した。一人一人の想いをこいのぼりをデザインした。表現方法を工夫することで、見栄えを良くし、鑑賞教材としても意識しながら制作した。
制作者 中山 幸生
コメント 導入段階では、実際のこいのぼりや風に乗って泳ぐ姿を見せ、イメージを膨らませた。生徒の実態は様々であり、自閉傾向の生徒も見通しをもって制作できるように制作工程を工夫した。
〔準備する材料及び道具〕
 ・材料:折り紙(ウロコ・目)
     モール(しっぽ・ひれ)
     ストロー及び凧糸(竿)
     板目紙(矢車)
     水彩紙(題字・小鳥)
     台紙
 ・道具:はさみ・接着剤・水彩ペン・クーピー

〔制作工程〕
①何を作るのかを知る。
・実際のこいのぼりを体感し、また風に泳ぐこいのぼりの姿を見て、イメージする。
②アイデアスケッチする。
・今回は折り紙や他の色紙で制作することを意識しながら、鯉のぼりのデザインをする。
③鱗や尾などを作り、台紙(こいのぼり)に貼る。
④竿や矢車(回転球)をストローや水彩紙で作り、完成。
ホームページ https://kisai-sh.spec.ed.jp/
参考資料
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タイトル オリジナル縁起熊手を作ろう
対象 知的障害
教科・領域 美術
概要  うちわをベースに飾り付け、『縁起熊手』を作った。日本古来の風習である『縁起熊手』や、縁起物とされる飾りや言葉について知るとともに、好きなものを集め飾り付けることで自己表現をすることをねらいとした。縁起熊手の由来や酉の市の様子をプレゼンテーションソフトで学習する活動を制作前の導入とした。材料と作り方の手順書を置いたブースを毎回用意し、どの飾りを作るのか自分で選択できるようにした。
制作者 榊原 和美
コメント  『家内安全』『無病息災』などの文字を毛筆で書く「文字飾り」や、「水引飾り」、「紙垂飾り」などを作ることができるキットを用意した。視覚的にわかりやすい説明書や制作の助けになる型紙などを添えた。『縁起物』以外にも、自分の『好きなもの』も飾り付けてよいという条件にしたところ、好きな芸能人や車などを何枚も印刷して貼り付けたり、自分で描いたイラストや、粘土細工で作った好きなキャラクターを中心に飾るなど、夢中になって飾り付ける姿が見られた。また、最後に行った完成発表会では、自分の好きなものを詰め込んだ熊手に対してこだわって説明する姿が見られた。友達の完成発表をお互いに見聞きすることで、自他を認め、称賛し合うことができた。
ホームページ https://moroyo-sh.spec.ed.jp/
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タイトル いろいろうちわ
対象 知的障害
教科・領域 図画工作
概要  小学部低学年の図工の授業の導入で「どんないろがすき」の歌を歌っており、その歌に合わせて使用する教具である。うちわの表面には赤・青・黄色・緑の色画用紙、裏面には表面と同じ色のクレヨンを貼り付けている。図工の授業が始まるという見通しをもたせ、また歌によって気持ちを盛り上げて授業への意欲を高めるために使用している。
制作者 松山 瑞菜
高橋 広樹
コメント
ホームページ https://oozora-sh.spec.ed.jp
参考資料
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