令和3年度

★特別支援教育自作教材教具ライブラリー

タイトル 世界に一つだけの花
対象 知的障害
肢体不自由
視覚障害
教科・領域 図画工作 / 自立活動
概要  手に過敏があったり、手の操作が未熟だったりする子供に、手をたくさん使えるようになって欲しいと思い教材を考案しました。
制作者 福井 由季
コメント  「手を使って働きかけようとする力を伸ばす」「素材を変化させる経験を積み重ねる」ことをねらいとしました。花型のスポンジは厚手のレンジフードフィルターを切って形を整え、花の形にしました。花の形にすることで、手を握る力が弱い子供でも、花びらの部分に指をひっかけて持ちやすくしました。本教材は、石鹸の滑りや泡等の感触に触れ、慣れていくことを目的として、準備をしたものです。手を洗うという身近な動作を取り入れることで、手に過敏があったり手を使うことに消極的な子供も、触ることへのハードルを下げることに成功しました。本教材の材料として使用したレンジフードフィルターは、手を握る動作が微細であっても泡を作り出すことができ、泡が増えていくと石鹸の香りもしてきました。視覚障害の子供も、手を動かして泡がつくりだされると石鹸の香りがするため、「いい香り」と気づくことができました。
【制作工程】
①固形石鹸、液体石鹸の感触、香りに触れる
②手で石鹸をこすって泡を作る
③四角いスポンジや花の形のスポンジで泡を作る
④石鹸液に絵の具を混ぜ、花の形のスポンジで泡立てる
⑤花の形のスポンジが着色され、世界に一つだけの花(スポンジ)が完成する
ホームページ https://hasuda-sh.spec.ed.jp/
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タイトル デカルコマニー あきのはっぱをつくろう
対象 肢体不自由
教科・領域 美術
概要  手指の動きに難しさがあり、「絵を描くこと」に苦手意識を持っている生徒もいる。線で「描く」こと以外の表現する力をつけることをねらい、題材を設定した。テーマにあった色の絵の具を選び、隣り合う色や自分のイメージに合わせ、画用紙に直接絵の具をたらす。絵の具を内側に2つに折り、手でこすって絵の具のつぶれる感触を感じながら制作した。開いた時の思いがけない模様や色合いを楽しみながら作品をつくることができた。
制作者 北 みなみ
コメント  テーマを設けることで、より「色」に注目しながら制作することができた。紅葉した葉を見てどんな色があるか意見を出し、赤、オレンジ、黄色、茶色、緑といった色の配置を考えたり、自分のイメージに合わせて絵の具を置いたりして制作した。好きなところに絵の具を置けるよう、画用紙は切り取らずA4サイズ程度のものを使用した。「デカルコマニー」という技法の、折って開く工程を繰り返すうちに、画用紙の中心付近に絵の具を置くことができるようになり、様々な表情の葉を制作することができた。同じテーマでも生徒により印象の違う作品がたくさんでき、さらにそれを一つの木としてまとめて鑑賞することで、表現の違いについても注目することができた。
ホームページ
参考資料
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タイトル うんとこしょ どっこいしょ
対象 肢体不自由
教科・領域 国語
概要  「おおきなかぶ」の、うんとこしょどっこいしょのセリフの中で、言葉と動作の関連性を持たせるため作成した。また、手を使うことを苦手としている子どもに引っ張る動作の練習をするため作成した。
制作者 首藤 恵
コメント 【工夫した点】
・子どもの実態に合わせて、様々な大きさや持ち手を作成した。
ホームページ http://www.wako-sh.spec.ed.jp/
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タイトル お店屋さんごっこで数を勉強しよう
対象 肢体不自由
教科・領域 算数 / 数学
概要 【子どもの実態に応じて工夫した点】
・6までの数の操作を目的とし、お店でのごっこ遊びの中で学べる様に作成した。
・イラストには、磁石と段ボールをつけ、また大きめのイラストを使用して、持ちやすいようにしている。
・「〇個下さい。」と言う指示が、目で見てわかりやすいように、数字カードとその数の分の丸が描かれているカードもホワイトボードの横と上に取り付けられるようにしている。
制作者 新井 風生
コメント ・現在、算数の学習で使用し、児童はとても楽しそうに学習している様子が見られる。
・今後、料理のレパートリーや注文の数を増やしていくようにしていく。
ホームページ http://www.wako-sh.spec.ed.jp/
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タイトル コロコロレール
対象 肢体不自由
教科・領域 国語
概要 【子どもの実態に応じて工夫した点】
・絵本やパネルの好きな児童に追視する力を身につけて欲しくて作成した。
・国語の学習で読み聞かせをする際に活用している。
・塩化ビニールパイプ・カラーボール・ラミネートしたイラストを用いて作成しており、1つのボールあたり、2枚の絵を使用できるレールとなる。
・塩化ビニールパイプの角度だけでなく、レールの幅を広げることで、ラミネートしたイラストと干渉してボールの動きをゆっくりにすることができる。
制作者 小長谷 尚弘
コメント ・この教材を使用した活動では、絵本に繰り返し出てくるフレーズを言う際に転がしている。
・ただのボールではなく、イラストを付けていることで絵本が好きな児童も注目してくれる。
【参考資料】
・イラストは『作・絵:森のくじら/作品名:おやまさんかくころころりん』を使用。
ホームページ http://www.wako-sh.spec.ed.jp/
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