作成にあたって

農業体験学習指導プログラム作成にあたって

 次代を担う児童生徒を育成するには、学校・家庭・地域社会が連携し、豊かな人間性と「生きる力」を育てることが必要であり、農業体験を始めとする実体験は、極めて有効であると考えられます。      
 当センターでは、小・中・高等学校等における栽培、飼育体験活動の普及を目指し、農業に関するカリキュラムセンターとしての機能を強化していくことが必要であると考えています。このため、各学校に参考にしていただくための農業体験学習指導プログラムを作成いたしました。
 本指導プログラムは、農業体験活動をより効果的に実施するため、栽培方法や指導方法に重点をおいて作成いたしました。選定した作物や草花等の教材については、以下の点を考慮しました。

  1  一般的で育てやすい植物である。
  児童の手で十分な栽培管理ができる。
  生育の各段階で顕著な変化が見られる。
  児童の興味や探求心、感性を呼び起こすことができる。
  身近な自然を素材として活用できるもの。

 ここに掲載した指導プログラムは、当センター所員が工夫して作成したものです。各学校におかれましては、地域や学校の特色、生徒の実態を踏まえて、創意工夫により各教科・領域、「総合的な学習の時間」等で幅広く活用されることを望みます。
 なお、掲載いたしました指導プログラムにつきましては、今後とも工夫改善に努め、更新してまいります。また、作成されていない教材等につきましても、今後作成していく予定です。