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平成30年度「第4回農と緑のふれあいスクール」の様子

投稿日時: 2018/12/07 農業教育・環境教育推進担当

平成30年12月4日(火)に実施した「第4回 農と緑のふれあいスクール」の様子です。

 

第4回となる「農と緑のふれあいスクール」は、本年度最後の実施となります。12月とは思えない暖かな気候の中で穏やかに活動ができました。


<豚汁づくり&焼いも大会>
今回は、ふれあいスクールで種をまいたゴボウ、サツマイモ、サトイモなどを収穫し、皆で味わいます。最後の会にふさわしい収穫祭です。

「食材準備」「野菜収穫」「焼いもの仕込み」等、3つの分担に分かれ、それぞれで準備を進めていきます。

 食材準備グループは、江南支所で採れた新鮮な野菜を洗い、食べやすく包丁で切り、豚汁、けんちん汁、おでんを作る大きな鍋に入れていきます。また同じく江南支所で収穫した新米(彩のかがやき)でおにぎり作りもしました。
 野菜収穫グループは、キャベツ、白菜、ネギ、ダイコン、ニンジン、ゴボウの収穫をしました。特にゴボウの収穫では、地中に深く根を張ったゴボウを傷つけないように、みんなで協働しながら掘り起こし長いゴボウが採れました。
 焼きいもグループは、サツマイモを丁寧に洗い、薪で熱した石の上に置いていきます。今回は、ほくほくの紅あずまとねっとりと糖度の高い紅はるかを使用しました。


 

                               
     サツマイモを石焼いも器へ          会場準備             ごぼうの収穫

    
       白菜の収穫                大根の収穫           ゴボウのささがき

    
      豚汁、けんちんの煮込み        「いただきます。」         豚汁・焼きいも大会                                                    
 

<ウシ、ポニーとのふれあい>

午後は、牛舎と放牧場へ行き、ウシやポニーとふれあいました。

支所のウシは、生後6か月で支所へ来て2歳の誕生日を迎える前に肉用牛として出荷されます。

目の前のウシも、いずれ牛肉となります。

「命をいただく」ことの意味について、それぞれに考えることができたようです。

ウシには実際に触れ、角が温かいことを感じたり、胃袋の位置を確認したりしました。

ポニーには乗馬をし、手綱を操りながら放牧場を1周しました。

ウシやポニーに触れる機会はあまりないので、いい体験になったようです。

  
     牛の体温の確認             ポニーの乗馬            ポニーとのふれあい

<児童生徒の感想>

・お昼に食べたものはどれもおいしく、お腹いっぱいにいただきました。午後の牛やポニーとのふれあいの時に、お昼のこと 
 を思い出して、この生き物たちの命をいただいていると考えると少し複雑な気持ちになりました。食事をする時は「いただ 
 きます。」「ごちそうさま。」と感謝の気持ちを込めてあいさつをしたいと思いました。

・すごく楽しく充実した時間を過ごせ、いろいろな人と交流ができてよかったです。

・私は豚汁づくりの、ごぼうのささがきをしました。手がつかれたけど普段、料理やお手伝いをしていないので、今日のこと
 を生かして、お手伝いなどに取り組めるようにがんばりたいです。

<指導者の感想>

・農業体験を通して、生命の大切さを生徒なりの受け取り方をしていました。まだ日も浅い生徒もこの一日で大きく成長した
 と感じます。

・野菜収穫、調理等の体験を通していつもより表情が明るく出ていたように思います。子供たちが美味しそうにたくさん食べる姿
 が印象的でした。
・「野菜って甘くておいしんだ。」と話した生徒がいました。この場だからこそ、出てきた言葉です。