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平成29年度「第3回 農と緑のふれあいスクール」の様子

投稿日時: 2017/12/15 農業教育・環境教育推進担当

平成29年10月17日(火)に実施した「第3回 農と緑のふれあいスクール」の様子を紹介します。

第3回目となる今回のふれあいスクールは、1市の適応指導教室に通う児童生徒の皆さん7名と1市1町の指導者5名が参加しました。
今までと同様、代表生徒の司会進行により農とみどりのふれあいスクールが始まりました。
なお今回は、当センター行田本所の指導相談担当指導主事による保護者対象の教育相談も実施しました。

<飯盒炊爨(はんごうすいさん)>
あいにくの空模様で、一時は強く雨が降ることもある中でのスタートとなりました。
しかし、用意したテントで雨を避けながら、予定通りに飯盒炊爨に取り組みます。
まず、所員より飯盒の仕組みや歴史などの話を受け、その後、各自用意してきたお米を飯盒のふたを使って計量します。
さらには、お米を研いで火を起こし、おいしく炊き上がるのを待ちます。
飯盒炊爨は、初めての体験という人も多くいましたが、とても上手に炊けました。
自らの手で炊き上げたご飯は一味違い、そのおいしさに皆が感激です。
飯盒で炊いたご飯を味わった後は、皆で片づけをしました。
  
所員より説明を受けます             飯盒のふたを使って、お米を計量します   お米を研いでいる様子

  
薪に火をつけ、かまどで炊きます        おいしく炊き上がりました            皆で協力し飯盒を片付けます

<サツマイモの収穫>
飯盒を火にかけている間に、6月に植えたサツマイモ畑に行き、サツマイモの収穫に取り組みました。
ただの1本のツル(苗)から、こんなに立派でたくさんのサツマイモが収穫できたことに、ところどころで喜びと驚きの声があがりました。
収穫したサツマイモは、何本かを持ち帰り、残りは12月の焼いも大会に使います。
  

収穫方法について説明を聞きます       たくさんのサツマイモが獲れました      サツマイモの泥や根切りをしています


<サトイモの収穫>
午後は、サトイモ畑に移動しサトイモの収穫です。
サトイモを掘り起こす作業に悪戦苦闘しながらも、たくさんのサトイモが収穫できました。
親イモに寄り添うように、子イモ、孫イモとたくさんのサトイモができる様子は、スーパーの野菜売り場では決して見ることができません。
これも、実際に収穫し自ら体験したからこそ分かることです。
こんなことからも、体験の大切さを知ることができますね。
収穫したサトイモは、持ち帰ってもらい、残りは12月に豚汁の材料にします。
  
サトイモについての説明を受けます      サトイモ収穫の様子                親イモから子イモを分け、根を切ります

<児童生徒の感想>
・飯盒で炊いたご飯が、すごくおいしかったです。普段体験できないことができて、とても楽しかったです。
・サトイモの収穫では、たくさんのイモがくっついていたため、とても疲れました。でも、みんなと一緒にできたのでとても楽しかったです。
・サツマイモ、サトイモの収穫では、立派なおイモがたくさん獲れて、家で食べるのがとても楽しみです。

<指導者の感想>
・毎回「生きる力」を教えていただいており感謝しております。ここでの体験は、これから先、絶対にどこかで役に立つことがあると思っています。
・お互いに話をしながらも、一つ一つの作業に集中し楽しい体験ができていました。
・複数の大人と関わりがもてる場であり、コミュニケーションや対人関係を学べる良い機会となりました。