平成29年10月10日(火曜日)に「授業に活かす環境学習講座(第2日)」を実施しました。
小学校から3名、中学校から4名、高等学校から8人の計15人が参加でした。
まず、埼玉県環境科学国際センター田中 仁志 水環境担当部長の御指導により、講義「動植物プランクトンを利用した湖沼の環境調査」、引き続いての実習「動植物プランクトンの採集と顕微鏡観察」を行いました。
実習では、プランクトンネットの使い方説明を受け、支所内の防火水利から参加者全員が実際にプランクトンの採集をしました。
採集したプランクトンは、自らの手でプレパラートにし、皆、興味深く観察をしました。
午後は、支所職員による「動植物プランクトンの培養方法と配付」という実習を実施しました。
通常の学校設備と市販のミネラルウォーター等身近なものを利用して、5種類の動植物プランクトンの培養です。
今回の研修で培養したのは「ボルボックス」「クンショウモ」「クロレラ」、そして支所内で継代培養している「ゾウリムシ」「ミドリムシ」で、完成させた培養液は、教材として持ち帰ってもらいました。
最後に、「教育活動への位置づけとその方法」についての協議です。
まず、支所職員から、学校教育における環境教育の必要性等について最近の動向も交えて解説しました。
その後、小・中・高と校種別に分かれての協議を行い、その内容は模造紙にまとめました。
まとめたものは相互に発表しあい、協議内容を共有しました。
校種間連携のヒントや具体的な解決方法なども提案され、非常に充実した協議となりました。
講義「動植物プランクトンを利用した湖沼 プランクトンネットの使い方説明 実際に採集をしている様子
の環境調査」
採集したものを肉眼で観察 ろ紙を用いて、濃縮作業を行う プレパラートをつくり顕微鏡で観察
ミネラルウォーターを用いての培養液作成 培養する動植物プランクトンを顕微鏡観察 スマートフォンにて顕微鏡写真の撮影
環境教育について最近の動向を講義 研究協議の様子 協議内容を発表し、成果を共有
研究協議成果物(小学校部会)
研究協議成果物(中学校部会)
研究協議成果物(高等学校部会①)
研究協議成果物(高等学校部会②)