令和3年度

★特別支援教育自作教材教具ライブラリー

タイトル へびちゃん
対象 肢体不自由
教科・領域 遊びの指導 / 自立活動
概要  訪問部小学部低学年 重度重複児童に、手で触れて感じる力を高めることをねらい作成した。使用する活動は、遊びの指導、自立活動、国語などの学習で活用している。
 手触りのよいタオル、洗える中綿を使って作成し、洗えること(衛生面)、感触が心地よいこと、を大切にして考えた。工夫した点は、触れたときにけがをしないようできるだけよけいな装飾をせずにシンプルなデザインにし、蛇なので模様で蛇を想像できるように素材を選んだこと。また、首に巻いたり、腕に巻いたりできるようホックをつけ、舌を長くして遊んでいるときに長い舌でチロチロとなめられる感覚を楽しめるように作った。
 活動の後も、自分が学んだ教材を身近な支援具(姿勢保持用クッションや握って手を開く学習など)として活用することができる。
制作者 堀 佳子
コメント 訪問部では、年間を通しての取り組みとして、様々な国を回り、いろんな曲や物、動物などを探す旅をするという学習を展開している。アフリカのジャングルでたくさんの動物に出会う場面では、「あたまから つまさきまで できるかな」という絵本をもとにして、動物に触れあうという学習を行っている。
ホームページ http://www.wako-sh.spec.ed.jp/
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タイトル メモクリップ(陶芸作品)
対象 肢体不自由
教科・領域 美術
概要  粘土遊びの延長で、粘土を触った時のヌルッとした感触や、手に伝わる違和感や嫌悪感を出来るだけそのまま作品に残したかった。
 そのままの立体(オブジェ)や文鎮やペーパーウェイト等の作品にすることも可能だが、今回はメモスタンドの形式をとった。
制作者 安藤 政夫
コメント  生徒の感覚を残した作品にすることと、実際に使用できる用途をもったデザインの両立を狙って題材を用意したが、メモスタンドという用途があるため、逆に粘土の部分にあまり視線が向かない傾向があり残念だった。
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タイトル モダンテクニック~ころがし絵~
対象 知的障害
教科・領域 図画工作
概要 ★大きさや素材の異なる球に絵の具を付け、転がすことでできる線や模様を楽しむ。
【作成工程・指導過程】
 ①球に絵の具を付ける。         
 ②箱等に紙を敷き、球を自由に転がす。
制作者 羽鳥 由紀
コメント ・ビー玉、ゴルフボール、テニスボールと様々な球を使うことで、生まれる線や転がるスピードの違いを楽しむことができた。
・蓋つきのケースを用いることで、重複の児童でも球を落とさずに、持って自由に振ったり傾けたりして模様を作ることができた。
・模造紙サイズの箱に模造紙を敷いて転がすと、よりダイナミックな活動を楽しめた。友だちと両端を持ち、協力して傾けて転がす様子が見られた。
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タイトル 電動噴霧機
対象 肢体不自由
教科・領域 美術
概要 【子どもの実態に応じて工夫した点】
・動きが少ない児童生徒でも、主体的に活動できるよう、作成した。
・中に絵具を入れて噴霧したり、植物に水をあげる係活動で使用したり、様々な場面で活用できる。
・持ち手に穴をあけ、ジャックの部品をはめ込み、電池のプラスの部分に、スイッチのオンの部分の配線をつないで作成した。
制作者 畑口 喜軌
コメント
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タイトル どうぶつサーカスはじまるよ
対象 知的障害
教科・領域 遊びの指導
概要  小学部1年生を対象とした。絵本『どうぶつサーカスはじまるよ』をテーマとした遊びの指導での制作(紙版画)である。児童一人ひとりが絵本に登場する動物に扮して演技を行う学習発表(動画配信)をし、それに伴う制作を行った。自分が担当する動物のシルエットの版に丸シールやダンボールを貼りつけて版を作り、刷ることによって刷り取り紙に写った形や色の変化に気づけることを目標として行った。刷り取り紙にもローラーでぬたくりをおこなった。
制作者 小野 恵
コメント  児童は今までの制作において、シールや両面テープの剥離紙を剥がして紙に貼ったり、ローラーを使ったぬたくりを行ってきた。すでに経験した活動を取り入れて制作の題材設定をしたため、それぞれの活動はスムーズに行うことができた。児童の初めての活動となる「版の上に刷り取り紙をのせてバレンでこする」工程は、バレンでこすっても表面上の変化がないためか、何をやっているのか理解が難しい児童もいたが、刷り取り紙をめくると版が写ったことに気づき、「できた!」というような表情で教員の顔を見る場面もあった。版画の一番の面白さである、刷り取り紙をめくる瞬間の意外性、驚きなどを感じとってもらえた題材となったのではないかと思われる。
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タイトル 自分の家(立体)
対象 知的障害
教科・領域 図画工作
概要  手指の操作性が苦手な子供に、自分のイメージを簡単に形にする事ができ満足感を得られ、楽しんで制作できる力をつける事をねらい、作成した。
制作者 森村 左規子
コメント 【作業工程】
①自分の家を作る事を伝える。
②木材をのこぎりで切る。クランプと鋸の使い方を知る。一回目細い木二回目太い木で行う。
③切った木や沢山ある木っ端に好きな色で塗る。
④平らな正方形の板の上に、家をイメージして、塗った木っ端をボンドでつける。
⑤鑑賞。写真を撮り、スライドで発表する。展示会を行い、友人の作品を見る。
★道具を扱う体験をする事ができ、鋸、クランプを使用する体験を積むことができた。色を塗る行為は、紙だとどこに塗るのかわかりずらいし、ぬりずらいが、立体である木っ端は塗りやすかった。好きな色を選択できた。自分の家という事で、ここにお風呂ここにテレビここにベットとか会話をしながら作ることができた。皆がとても集中して、自分のやるべき事がわかり、イメージをもって、自分らしい作品を制作する事ができたと思う。
【参考】
 農林公園での木工体験を体験し、これは、生徒も楽しめるものだと判断して、交渉し、購入させていただいた。切ってやすりのかけた木っ端一人400円分を購入した。鋸で切る木材は建具屋さんから無料で譲り受けた。
ホームページ https://higashimatsuyama-sh.spec.ed.jp/
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タイトル ダンボールde版画
対象 知的障害
教科・領域 図画工作
概要  版画の学習において、これまで学習したことがある粘土を伸ばす動作をとりいれうようにし、素材をダンボールにした。素材作りの際にも道具を扱う活動を取り入れ、児童の活動を多く設定した。児童がすくない支援で一人でできることが多い活動であったため、収集して取り組める。ダンボールの凸の部分がより浮き出るように、蛍光絵の具を使い、刷る紙を黒い画用紙にして、ダンボールの凸の部分がよりうきでるように工夫した。
制作者 秋葉 裕子
コメント
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タイトル 加須のこいのぼり
対象 知的障害
教科・領域 美術
概要  子どもたちの地元(加須市)の産物であるこいのぼりを題材に制作した。一人一人の想いをこいのぼりをデザインした。表現方法を工夫することで、見栄えを良くし、鑑賞教材としても意識しながら制作した。
制作者 中山 幸生
コメント 導入段階では、実際のこいのぼりや風に乗って泳ぐ姿を見せ、イメージを膨らませた。生徒の実態は様々であり、自閉傾向の生徒も見通しをもって制作できるように制作工程を工夫した。
〔準備する材料及び道具〕
 ・材料:折り紙(ウロコ・目)
     モール(しっぽ・ひれ)
     ストロー及び凧糸(竿)
     板目紙(矢車)
     水彩紙(題字・小鳥)
     台紙
 ・道具:はさみ・接着剤・水彩ペン・クーピー

〔制作工程〕
①何を作るのかを知る。
・実際のこいのぼりを体感し、また風に泳ぐこいのぼりの姿を見て、イメージする。
②アイデアスケッチする。
・今回は折り紙や他の色紙で制作することを意識しながら、鯉のぼりのデザインをする。
③鱗や尾などを作り、台紙(こいのぼり)に貼る。
④竿や矢車(回転球)をストローや水彩紙で作り、完成。
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タイトル オリジナル縁起熊手を作ろう
対象 知的障害
教科・領域 美術
概要  うちわをベースに飾り付け、『縁起熊手』を作った。日本古来の風習である『縁起熊手』や、縁起物とされる飾りや言葉について知るとともに、好きなものを集め飾り付けることで自己表現をすることをねらいとした。縁起熊手の由来や酉の市の様子をプレゼンテーションソフトで学習する活動を制作前の導入とした。材料と作り方の手順書を置いたブースを毎回用意し、どの飾りを作るのか自分で選択できるようにした。
制作者 榊原 和美
コメント  『家内安全』『無病息災』などの文字を毛筆で書く「文字飾り」や、「水引飾り」、「紙垂飾り」などを作ることができるキットを用意した。視覚的にわかりやすい説明書や制作の助けになる型紙などを添えた。『縁起物』以外にも、自分の『好きなもの』も飾り付けてよいという条件にしたところ、好きな芸能人や車などを何枚も印刷して貼り付けたり、自分で描いたイラストや、粘土細工で作った好きなキャラクターを中心に飾るなど、夢中になって飾り付ける姿が見られた。また、最後に行った完成発表会では、自分の好きなものを詰め込んだ熊手に対してこだわって説明する姿が見られた。友達の完成発表をお互いに見聞きすることで、自他を認め、称賛し合うことができた。
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タイトル いろいろうちわ
対象 知的障害
教科・領域 図画工作
概要  小学部低学年の図工の授業の導入で「どんないろがすき」の歌を歌っており、その歌に合わせて使用する教具である。うちわの表面には赤・青・黄色・緑の色画用紙、裏面には表面と同じ色のクレヨンを貼り付けている。図工の授業が始まるという見通しをもたせ、また歌によって気持ちを盛り上げて授業への意欲を高めるために使用している。
制作者 松山 瑞菜
高橋 広樹
コメント
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